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MBA受験で皆、その言葉を口にするとき、苦悶の表情を浮かべるものがある。


GMATだ。

ハリー・ポッターでいうところの、「ヴォルデモート」だ。
TOEFL(CBT250点以上)は勿論のこと、このGMATをクリアしないことには先に進めない。
思い出すだけで苦痛だ。
これは、受験者の数学的分析力と、英語での論理的思考を試すもので、問題数が多いことから、戦略とスピードも要求される。


パスポートでの本人確認は勿論のこと、受験料250ドルを有効利用したと思われる「様々な」最先端の認証技術により、たとえ一卵性双生児であっても絶対に替え玉受験など出来ないよう(そんなこと誰もしないだろうが)、受験会場は工夫されている。
これはまだしも、さらに「CAT(Computer Adaptive Test)」である為、最初のほうの問題に大きな配点がつけられており、一問正解すると、次の問題は難易度は高く、配点も高いものとなる。Vice versaで、最初の問題でこけると、次は難易度は低く、配点も低い問題が次に出るのだ。だから、1問目なんか間違えようものなら最悪だ。予備校に通うと、最初の10問に時間をかけ、最悪時間が足りなくなったら、最後の10問はランダムクリックする、という戦略を教え込まれる。
とにかく、1問目、2問目へのプレッシャーは相当なものだ。わたしは、この余計な機能を生んだ技術の進歩を、このときほどうらめしく思ったことはない。


数学の部では、そもそも「あるじぇぶら」や「いんてじゃー」だの、日本で生まれ育った大和撫子にはおよそ馴染みのない数学単語がでてくるから厄介だ。この点で英語のネイティブたちは一歩リードしている。ちっ。
まず、この「単語が分からない」を克服しないと、数学の問題は解けないのだ。が、内容を日本語に訳すと高校生レベルなので、大手企業の新卒就職試験を受けたことのある日本人は、割と満点に近い高得点を挙げることが可能。


次に、ガクガク(((((゚Д゚)))))ブルブルなのが、Verbal。
例の、論理的思考能力のやつだ。
Critical Reasoningというのがあって、ある結論付けられた文章が依存する仮定(Assumption)を見つけ出し、その文章を最も弱める論理、もしくは最も強める論理を選択肢の中から選ぶ。これは最初イヤだったが、やってるうちに慣れてきて、割と好きになった。が、相変わらずTOEFLでもあるようなSentence Correctionがあり、もうほんと、こんな細かいこと気にしてたら仕事終わんないよっていうくらい小さな違いで「いかに文法的に正しく、スマートな英語か」を見極めるやつがある。これが壊滅的に鬱陶しい。


数学は時間ギリギリではあるが終わるのだが、Verbalは時間足りない。
最後は決まって半べそかきながら、目にも止まらぬ早業でランダムクリックだ。


実はこのGMATの勉強を、仲間4人で毎週やってたのだが、結局他の3人はあまりの厄介さに、MBA受験をやめてしまった。(もともと彼らのキャリアにMBAを必要としないっていう結論もあったのだろうけど。)


わたしは4回受けて、いずれも会場は麹町。
帰り道、疲れたサラリーマン達に紛れ、トボトボと肩を落とし歩くこと3回。
4回目の帰り道に、「終わった!」という喜びのメールを、応援してくれてた好きなヒトに打った。

そんなだから、有楽町線で麹町駅を通過すると、いつだって胸がきゅんとなるのだ。

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